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所長の税務相談室六回目(直系尊属と相続人の数)

(社長)
 先生、今年の8月10日私の妻が世話をしていましたA駅前の自分所有のマンションに居住しているサラリーマンの弟、次郎が死亡しました。
(所長)
 社長、知らぬとはいえご弔問にも伺えず申し訳ございませんでした。

(社長)
  いえいえ先生、このたびは次郎の相続の件でご訪問しました。次郎は独身のうえ、先生もご存知の通り私の母が健在でさらに田舎で祖父と祖母が畑で野良仕事をするぐらい元気でおります。母と祖父母がこの年になって次郎の相続をしたくないと私に申しますので、どのようにすればよろしいのでしょうか?
 
(所長)
 社長、故次郎さんの法定相続人は直系尊属になるので母上が相続人となります。母上が相続を放棄 すると祖父母が相続権を取得することになるので祖父母も放棄しなければなりません。つまり直系尊属の三人の相続放棄の手続きが必要になります。
  
(社長)
 先生、ではその手続きをよろしくお願い致します。
  
(所長)
 社長、早速その書類を作成致しますのでお母上と祖父母の三人で家庭裁判所へ提出して頂かなければなりません。処で、相続人は社長さんになりますが「相続税法上の相続人の数は放棄が無かったものとした場合における相続人の数」となりますので、相続税法上では放棄が無かった場合の相続人である母のみの一人になります。そのため、3人が相続を放棄していますが、相続税法上の基礎控除の額(5千万円+相続税法上の相続人の数×1千万円)6千万円になりますがよろしいでしょうか?
  
(社長)
 先生、相続税の基礎控除の計算は法律で定められていることなので仕方が無いと思っております。それでよろしくお願い致します。