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所長の税務相談三十五回目 (譲渡費用の見極め方)

(社長)
 先生このたび相続した土地がやっと売却することが出来ました。買い手から最終のお金の支払いがなかなか支払っていただけなくて弁護に取り立てを依頼してやっと終わりました。私も何度も足を運び費用もかかりました。
(所長)
 社長、最近は景気が悪くてなかなか買い手がないと思います。大変ご苦労様でした。延納手続きをしていますが、これで相続税の支払いのめどが立って良かったです。
(社長)
 先生、おかげさまで一息つきましたが、譲渡費用が意外に多くかかりまして今日は来年の確定申告を考えると早めに相談をしようと思いまして一応資料をまとめて領収書も持ってきました。
 順に申し上げます。
@土地の測量費用80万円A弁護士費用70万円B不動産会社への仲介手数料50万円C口を聞いていただいた叔父さんに対するお礼10万円D契約書印紙、自分の旅費交通費等20万円 合計330万円ですが如何でしょうか?
(先生)
 社長、この中に譲渡費用として引けるものと、引けないものがあります。売却代金から税法上譲渡費用として控除できるものは基本的に譲渡のために直接かかった費用です。この中で弁護士費用は譲渡代金の取り立てのためであり、譲渡に直接必要となる費用ではないので認められません。叔父さんに支払ったお金は謝礼ですので仲介業者に仲介料を支払っておりまた社長の交通費も計上していますが譲渡費用としては厳しいと思います。ほかの費用は譲渡のためのものなので大丈夫です。
(社長)
 先生、ありがとうございます。なかなか税法は厳しいんですね。