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所長の税務相談三十一回目(未分割の場合の申告書提出について)

(社長)
 先生、今度の相続の件ですが、父親が亡くなり兄弟三人で相続をするんですが、話がまとまらないのでどの様にすべきでしょうか?
(所長)
 社長、分割がまとまらない場合、未分割として申告期限までに申告書を提出することになります。
(社長)
 先生、兄弟三人でなかなか話がまとまりません。その結果、未分割の申告書を作成しても他の二人は申告書に押印してくれません。この場合この申告書からその二人をはずして申告書を作成してもらえませんか?
(所長)
 社長、未分割での申告の場合も実例が多々ありますが、この場合でも、申告書は相続人全員が共同で提出することが原則です。但し、これは義務では有りませんので、相続人が別々に申告する事があります。
(社長)
 先生、実は他の二人は別々に申告する意思は無く共同で作成するのですが、肝心の申告書に押印しないでそのまま提出してくれと言っているのです。
(所長)
 社長、この場合は問題が有ります。三人で作成した申告書を他の二人が押印が無いまま申告し、かつその二人が別途に申告書を作成しない場合、その二人は無申告の扱いになります。仮に社長が3人分の相続税を税務署長に納付しても、他の二人の納税者別の口座がありませんので誤納付扱いで、税金は還付されることになります。
(社長)
 先生、それでは折角納めても申告扱いにならず改めて再度申告するなど余計な事務が増えますね。
(所長)
 社長、それだけでなく無申告扱いになり加算税など余分に課税させる事になるので事前に他の二人にその事をご説明して下さい。
(社長)
 先生、わかりました。別々に申告するか一緒に申告するのかもう一度話し合ってみます。今日はありがとうございました。話がついたら又お願いします。