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所長の税務相談二十九回目(遺言と違う分割協議の場合)

(社長)
 先生、先日の葬儀の折には色々とお手伝いを頂き誠にありがとうございました。やっと父の法要も一通り終わり、父が生前三菱に貸金庫を持っていたのを思い出し当行へ行きました。貸金庫の中に定期預金証書5千万円及び有価証券と公正証書遺言書を発見しました。今日はこの件でご相談に伺いました。
(所長)
 社長も長男でご両親と同居し色々大変であろうと思います。本当にご苦労様です。で、その遺言書とお父さんの遺産の内容はどうでしょうか?
(社長)
 先生もご存知の通り私が同居している土地建物は父の名義になっています。遺言書には定期預金3000万円は母が相続すること。私は今住んでいる土地と建物を相続し母の老後の生活に責任を持つこと。その他定期の残りと有価証券は弟を含めてお互い話し合って相談するという内容です。遺言書はもってきました。私の考えは、母の生活保証を考えるのは当然ですが将来のことを考えつつできれば節税する方法があるのではないかと思います。税金に疎い父が独自に作成した遺言書です。これを参考にしてかつ、先生に相談して内容の違った遺産分割を考えているのですが如何でしょうか?母と弟は私に一任するといってます。
(所長)
 社長のお話は分かりました。折角お父様がお作りになった遺言書ですが、民法上もその辺を考慮した規定があります。ご存知のように遺言書は、遺言者の死亡の時から効力が発生しますが、受遺者は遺言者の死亡後、いつでも遺贈を放棄することが出来ます。またその放棄は、遺言者の死亡の時に遡って、その効力が生じますので、相続人間でよく協議してから遺産を分割することは、税法的にも大丈夫です。
(社長)
 先生では、一応相続人全員で先生と相談しながら分割を決めたいのでよろしくお願い致します。