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所長の税務相談二十六回目(相続財産を分割できない場合)

(社長)
 先生、今回の父の財産の相続では本当に困ってます。相続財産を分けようと思っているのですが話し合いがつきません。
(所長)
 社長、お父さんが亡くなってもうだいぶ経過しています。申告期限が10月なのでそろそろ申告をしなければなりませんね。この場合相続財産の未分割ということで申告しましょう。
(社長)
 先生、この相続財産が分割できない場合税法上はどの様になるのでしょうか?
(所長)
 社長未分割の場合は、民法上の法定相続分で分けたと仮定して申告する事となります。但し未分割の場合誰が何を相続するのか判らないので、配偶者の税額軽減措置や小規模宅地の価格評価の軽減等の恩恵が受けれないので、まず相続税の申告期限までに相続税の申告をして納税をしておかなければなりません。
(社長)
 先生、分割の協議が長引くと色々と弊害が出てきますね。
(所長)
 社長分割が決まらないとお父さん所有の賃貸マンションを誰が相続するか分からないので相続人の内、誰かが代表して所得税の申告を行わなければなりません。その後協議が整ったらその時点で清算します。又、小規模宅地について申告期限から3年以内に分割が行われなければ、その特例の適用がありますが3年以内に分割できない場合、その事につきやむを得ない事情がある旨の税務署長の承認が必要です。この場合でも、分割が出来ることになった日の翌日から4ヶ月以内に分割が行われれば、この適用があります。今は未分割のまま申告をして、その後分割をしてさまざまな特例の適用が出来るのであるならば、更生の請求等により申告をやり直すことになります。
(社長)
 先生、色々と細々な手続きが必要なんですね。又よろしくお願い致します。