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所長の税務相談二十二回目(建設途中の家屋の評価について)

(社長)
 先生、先月の父の葬儀には色々ご配慮を頂きありがとうございました。そこで今回のご相談は、先生もご存知のように、父は新しい家に入りたくて今家を立替中なのです。田丸建設と6千万円で請負契約をし、亡くなるまでに3千万円支払っています。この建設中の家屋はどのような評価になるのでしょうか?
(所長)
 社長、本来家屋の評価は固定資産税の評価額によるわけですが、建設中の家屋の評価は税務署の判断として通達により費用原価の70%であり、進捗状況は支払い金額3千万円からみて50%であると判断できます。通達による費用原価70%というのは直営の場合でも請負の場合でも共通です。
(社長)
 先生、直営とか請負とかいうのはどのような事なのですか?
(所長)
 社長、直営建物とは被相続人(父)のもので、請負の場合は建物が完成するまで田丸建設の所有物であるというのが慣行でこの慣行は、災害により家屋が滅失した場合などを考えています。
(社長)
 先生、建設中の費用原価とはどのように判断するのですか?
(先生)
 社長、この場合の費用原価とは、被相続人が亡くなったときまでに業者が投下した建設費の額を死亡時の時価に引き直した価額と言われてますが、費用原価が不明の場合は、支払い済みの金額で良いとされています。「申告書の書き方」では家屋の評価は=固定資産税評価額であるとして、未竣工の場合は載っていませんので私の方で適正な額に評価してみます。