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所長の税務相談十六回目(社会保険料、労働保険料の損金算入について)

(社長)
 先生、社会保険料や労働保険料の支払いが年々多くなっていますが、これらは会社上どのように経理されるのでしょうか?
(所長)
 社長、社会保険料と労働保険料は一般的に会計処理上法定福利費として経理されています。
 まず、社会保険料について説明します。
@社会保険料(健康保険料、厚生年金保険料、厚生年金基金保険料)の事業主(会社)負担分については、その社会保険料の計算の基礎となった月の末日の属する事業年度の損金の額に算入できます。したがって9月末決算の当社については、9月分の保険料(納期限は10月31日)について未払金計上し損金算入することができます。
A労働保険料(雇用保険料、労働者災害補償保険料)については、その種類に応じてその取扱いが異なります。
・労働保険料のうち概算保険料については、その額のうち従業員が負担する部分は立替金としてその残りをその書類を提出した日又は、これを納付した日の属する事業年度の損金の額に算入します。
・労働保険料のうち概算保険料については、その額のうち従業員が負担する部分は立替金としてその残りをその書類を提出した日又は、これを納付した日の属する事業年度の損金の額に算入します。
・労働保険料のうち確定保険料は、その計算した納付額に不足が生じた場合
 その不足額のうち、会社が負担する金額はその申告書を提出した日又は納付した日の属する事業年度の損金の額に算入します。但し、その事業年度終了の日以前に生じた不足分については、その申告書提出日以前の事業年度で未払金を計上することにより損金算入することができます。
・労働保険料のうち確定保険料に、超過額が生じた場合
 その申告書の提出の属する事業年度の益金の額に算入します。
(社長)
 先生、労働保険料の申告と納付はどうなるのでしょうか?
(所長)
 社長、労働保険料は今年変更になり、労働保険料の概算、確定保険料の提出期限は6月1日から7月10日までとなりその納期限も第一期が7月10日、第2期が10月31日、第3期が1月31日になりました。
(社長)
 先生、申告と納付の期限がわかりましたが、納付が遅れた場合はどうなりますか?
(先生)
 社長、納付が遅れた場合は追徴金や延滞金が発生します。この追徴金、延滞金は法人税法上損金算入できますのでその支払った日の属する事業年度の損金の額に計上されます。