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所長の税務相談十四回目(保険料負担者と受取人の関係)

(社長)
 先生、生命保険金が満期となり私の子供が受取人で1500万円が保険会社から先月子供の口座に振り込まれました。子供が高校生のときから自分が保険料の支払いを行っていましたが、税務的にはどのような取扱いになりますか?
(所長)
 社長の保険の関係書類を拝見しました。お子様が取得した満期保険金は契約書によるとお子様が対保険会社間の契約者、受取人であっても社長が保険料を負担しているため、社長からお子様への贈与として税務上取り扱われます。
(社長)
 先生、書類上の契約者が子供になっていますがそれでも贈与税は課税されるのでしょうか?
(所長)
 社長、国税庁の見解では保険料の負担者と満期保険金の受取人が異なる場合は、負担者から受取人への贈与として扱われます。今回は、@お子様は体調不良で所得がありません。Aお子様は社長の扶養親族となっています。B社長が保険料を直接払っています。以上から私の判断では、実質保険料負担者は社長となり、社長からお子様への贈与となり贈与税が課税されると思います。
(社長)
 先生、成る程わかりました。振り込まれた保険金1500万円が子供に対する贈与ということになるのですね。
(先生)
 しかし社長、今回は父からお子様への贈与となりますので相続時精算課税の適用を受けることが出来ます。適用を受ければ今年の税負担は無くなりますが、適用は受けますか?
(社長)
 先生、それでは相続時精算課税の適用を受けたいのでよろしくお願い致します。


(参考)
 @税計算 受取額1500万円(精算贈与)−2500万円(控除税額の限度)<0円より本年分の贈与税は無し。
 A相続時精算課税の具体的な内容は 所長の税務相談室七回目(生前贈与に対する精算課税の活用) で確認することが出来ます。