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所長の税務相談十三回目(消費税中間申告について)

(社長)
 先生、わが社に消費税の中間申告書というものが届きましたが、消費税の中間申告とはどのようなものですか?
(所長)
 社長、消費税の課税制度は原則として1年とされていますが、地方消費税を含む(以下同じ)年税額が60万円を超える場合には中間申告が必要になります。消費税の中間申告には前事業年度の年税額に応じて3通りあります。
 1、 前事業年度の消費税の年税額が60万円を超え500万円以下の場合は年1回の中間申告が必要となります。
 2、 前事業年度の消費税の年税額が500万円を超え6000万円以下の場合は年三回中間申告が必要となります。
 3、 前事業年度の消費税の年税額が6000万円を超える場合は年11回の中間申告が必要となります。
(社長)
 先生、消費税の中間申告はわかりましたが中間申告の納税はどうなるのでしょうか?
(所長)
 社長、中間申告による納付する消費税額は原則として年一回の場合には前事業年度の年税額の2分の1、年3回の場合には前事業年度の消費税の年税額の4分の1、年11回の場合には前事業年度の消費税の年税額の12分の1の金額をそれぞれ納付することとなります。
(社長)
 先生、今回は売り上げも極端に減少しているので消費税を減額して納付することはできませんか?
(先生)
 社長、前事業年度の消費税の年税額を基準として中間申告するのではなく、中間申告の対象期間を1課税期間とみなして仮決算を行い、それに基づいて納税額を計算することはできますので早速仮計算を行い、少しでも少なく納付することにしましょう。但し、消費税がマイナスになる場合であっても還付は受けられません。
(社長)
 先生、消費税を中間申告で支払った分はどうなるのでしょうか?
(先生)
 社長、中間申告による納付消費税額については確定申告のときに確定申告の納付税額から控除することにより精算されることになっています。それはそうと、当社は電子申告を行っていることから申告書が税務署から送付されないので中間申告での納税額を把握するためにはメールボックスで確認する事となります。
 中間申告書による納付税額が控除しきれない場合には還付されることとなります。
 尚、中間申告による納税が納期限に遅れる場合には確定申告による場合と同様に納期限の翌日から納付の日までの期間に応じ延滞税がかかりますので注意しなければなりません。