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所長の税務相談室一回目(遺言と相続、贈与について)

(社長)
 先生ご存知のように、私は妻と二人で共同で会社を営み現在に至っております。ついては、私共々は子供がいないので私名義の財産は、私がなくなった後どのようになるのでしょうか?
 
(所長)
 私も以前から心配していたのですが、社長個人の財産なので中々切り出ないでおりましたが、良い質問でよかったです。
 まず社長がなくなりましたら、奥様が全財産の4分の3を残り4分の1を 社長のお兄様と妹様が相続することとなります。

(社長)
 それは困ります。なぜなら、私は集団就職で上京し恋愛で妻と一緒になり2人3脚で互いに苦労を重ね現在に至ったのです。従って私の全財産は妻の物でなければならないと思います。
 
(所長)
 社長、奥様が全財産を一人で相続するためには、社長が「全財産を奥さんに相続させる」という遺言書が必要となります。
    
(社長)
 その手続きはどのようにすればよろしいでしょうか?
  
(所長)
 自筆の遺言書があればよろしいのですが、後々面倒なことがないよう、公証役場で遺言書を作成するのがいいと思います。私の方で遺言書を作成し、社長個人の印鑑証明書をご用意頂き、奥様と一緒に、公証役場に赴きたいと思います。その場合立会人が必要となりますが、どなたか心当たりはいかがでしょうか?
            
(社長)
 立会人になっていただく方はございません。
   
(所長)
 それでは私の方で公証役場にその旨を連絡し、立会人の依頼をしておきます。
   
(社長)
 これで私共も安心して仕事に励むことができます。本当にありがとうございました。
   
(所長)
 社長が遺言書を作成するという決断をして本当に良かったです。それはそうと、この機会に現在お住まいの土地建物部分について婚姻期間が20年以上の場合配偶者に対しては二千百十万円までは無税で贈与(※1)できますので、早速手続きを致しましたらいかがでしょうか?但し、来年3月15日までに贈与税の申告書の提出が必要となります。


  (※1)控除についての詳しい内容はこのサイトのリンクから飛べる国税庁のページの税について調べる。→タックスアンサー→贈与税の順にクリックするとわかります。